ゆずりあいの心

 みなさま、こんにちは!
台風が近づいていますね。
いかがお過ごしでしょうか?
空には、大きな雲のかたまりがたくさん浮かんでいますよ。
さきほどから激しい雷雨になり、
ゴロゴロと雷の音が響いて少しこわいです…




さて、気をとりなおして!
今日は9月1日。
しかも大安とあって、朝からたくさんの方が参拝にいらっしゃいました(^^)

1か月間の家内安全や商売繁昌に加え、交通安全祈願も多く行われます。




交通安全の御祈願には、県内だけでなく全国からいらっしゃいます。
乗用車だけでなく、バイク、タクシー、バス、トラックなど様々で、
色んな形の車に出会えるんですよ(^^)




速谷神社が「交通安全の神さま」として信仰されるようになった歴史は古く、
古代までさかのぼります。

古くから速谷神社は
「国土開拓」や「殖産興業」の神さまとして信仰を集めていました。
そのなかで、山陽道の中心にあったため、防人や旅人が、
旅の途中に立ち寄り、無事を祈ったと伝えられています。



こうした人たちの祈りの気持ちが集まって、
「交通安全の神さま」としても崇められるようになり、
今日にいたっています。

今では、
「車を買ったら速谷さん」
「免許を取ったら速谷さん」と言われるほど、
たくさんの方がお参りにいらっしゃいます。



交通安全祈願では、神職が心を込めて、
エンジンや運転席など車の隅々まで丁寧にお祓いします。

しかし、最後は運転をされる方の心です。
ゆずりあいの心、優しい心で、
ハンドルをにぎって下さいね(^^)

at 16:02, はやたに, 神社のいろは

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これは何と数えるの?

 みなさま、こんにちは!
大変ご無沙汰しております。
久しぶりのブログ更新となりました。
たくさんのお問い合わせをありがとうございました。
楽しみにして下さっている方が、こんなにもいらっしゃることに心から感謝しております!
これからも、よろしくお願いいたします。




さて、はっきりしないお天気が続いていますね。
さきほどから霧が出てきましたよ。
コオロギやキリギリス、ツクツクボウシなども大合唱。
秋を感じる空気が流れていますよ(^^)


さて、今日は神社にまつわるものの「数え方」についてご紹介します。

まずこちら。
お守りは、「体(たい)」で数えます。



理由は諸説ありますが、
「神様の御分霊が込められているから」と言われています。

御祭神は、「柱(はしら)」で数えます。
例えば、地鎮祭など神社以外の場所でお祭りを行う時は、
その場所に榊などの常緑樹をたてます。
そこに神様をお呼びして、お祭りを行います。
そのため、神様が宿る樹木から「柱」と呼ばれるようです。

それでは、こちらはどうでしょう…狛犬さん。



「一匹!」と言いたいところですが・・・
「一躯(いっく)」です。
右と左の狛犬を合わせると「一対」になります。


色んな数え方がありますね。
どれも、神様を敬う気持ちの表れなのでしょう。



今日は極楽寺山がすっぽりと雲に覆われていました。
なんだかちょっぴりさみしい気持ちがします。
すっきりとした青空が楽しみですね(^^)

気温の変化が大きくなる時期です。
みなさま、体調にはくれぐれも気をつけて下さいね!

at 17:16, はやたに, 神社のいろは

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子孫の八十続(うみのこのやそつづき)

 みなさま、こんにちは!
昨日は立秋。暦の上では秋ですね。
昨夜はコオロギの鳴き声も聞こえ、
少しずつですが季節が移り変わっているのを感じます(^^)

ただ、今日は暑かったですね。
猛暑日となった地域もあったのではないでしょうか?
もうすぐお盆ということもあり、
お墓のお掃除をされている方も多くいらっしゃいます。
引き続き、熱中症には気を付けましょうね!




さて、お盆といえば、
「神社とお盆は関係あるのですか?」という質問をよく受けます。
もちろん、大いに関係があります!

お盆は、亡くなった人の御霊が
家に戻ってくるとされています。
お正月などと同じように、
日本に古くから伝わる「先祖をお祀りする行事」です。



速谷神社本殿の横にある東祈祷殿では、
先祖のお祀りやお盆の行事などが執り行われます。

中央には、
「幽世大神(かくりよのおおかみ)」がお祀りされています。
ここにご先祖様をお迎えして、
子孫と一緒にひと時をすごし、
その家の守り神となっていただくようお願いします。



祝詞の中には、
「子孫の八十続(うみのこのやそつづき)」という言葉がたくさん出てきます。
これは、「一つのいのちは、孤立した存在ではなく、親から子へ、子から孫へと無限に繋がり広がっていく」という意味です。
このようにして社会がつくられ、歴史がつくられてきたのでしょう。
決して、ひとりだけのいのちではないのですね。

みなさまが、心穏やかなお盆を過ごされることをお祈りしております(^^)

at 18:06, はやたに, 神社のいろは

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大太鼓 小太鼓

 みなさま、こんにちは!
今日は蒸し暑いですね。
雲が多く、いつもより空が低く感じられますよ。
今にも夕立が来そうな空模様です。



夕立といえば雷。私は雷が苦手です。
(好きな人はあまりいないと思うのですが…)
ゴロゴロという音を聞くだけで
ドキドキしてしまいます。

その雷の音と勘違いするのが、こちら。



社殿にある大太鼓です。
神社には欠かせないものです。

太鼓の素材は、硬くて強いケヤキの木が使われています。
一本の木をくり抜き、牛の革がはられています。
太いところで直径が1メートル余り。
とても立派な木です。
そのため雷と間違えるほど、
お腹にずっしりと響く音がでるのでしょう。



社殿も、太鼓の音や祝詞の声が
良く響くように設計されています。
ですから、お宮参りや七五三のお子さんが
びっくりして泣いてしまうこともしばしばです(^^)


この太鼓。
やみくもに叩いているのではないのですよ!

・祭典の始まり
・朝の時報
・越天楽などの雅楽の時
それぞれでリズムが決まっています。
また、神社によっても様々なのです。



大きさも多様で、こちらの小太鼓は
外のお祭りなどに使われます。


太鼓は、古くから日本人の生活とともにありました。
情報伝達や、お祝いの席、合戦の合図など、
太鼓の音で、様々なことを伝えてきました。

神職は、厳粛な気持ちで太鼓を叩きます。

速谷神社の太鼓の音は、
みなさまにはどのように伝わるでしょうか?

at 17:07, はやたに, 神社のいろは

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思いを灯す灯篭

みなさま、こんにちは!
7月最後の週末、いかがお過ごしですか?

今日は、お昼頃強い雨が降りました。
そのためか、とても蒸し暑いです。
そんな中、社務所にとても大きなトンボがやってきましたよ!
「鬼やんま」です。
トンボというと、夏の終わりや秋の初めを思わせますが、
今頃から飛んでいるのですね。
日本の本州を古くは「秋津島」と呼んだそうです。
秋津というのはトンボを意味します。
とても身近な生きものなのですね。


さて、今日は神社やお寺にある「灯篭」についてです。



灯篭は、奈良時代の初めに百済から伝来しました。
灯火によって、神様により強く守ってもらおうという意味が込められています。
願かけや、お礼参りで奉納されることが多くあります。



速谷神社にも、いたる場所に灯篭が奉納されています。
その数、50余り。
江戸時代から昭和末期にかけて神社に納められました。
灯篭には、奉納した人の名前や日付が記されています。


先日、参道を掃除していると、
「おじいちゃんの名前だ」と驚いている若い人に出会いました。



家族の健康、繁栄を願い奉納されたのでしょう。
子や孫、ひ孫の代まで見守っている灯篭。
その数だけ思いが込められているのですね。

冷たい石造りの灯篭ですが、
なんだか温かい気持ちになりました。


明日は7月最後の日です!
熱中症などに気をつけて、健やかにお過ごしくださいね。

at 16:58, はやたに, 神社のいろは

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土地を鎮める

 みなさま、こんにちは!
日曜日の夕方、いかがお過ごしですか?
神社では、先ほどから
ヒグラシが鳴き始めましたよ。

今日は午前中から
お父さんと小さなお子さんが
カブトムシを探しに来られました。
夏休みですね!

禰宜さんによると、カブトムシやクワガタムシは、
夜明け頃によく出てくるそうです。
それを知っているのか、
早朝、神社の門を開けると同時に
子どもたちが虫捕りダッシュをすることも!
今も昔も変わりませんね(^^)




家族がそろう週末は、地鎮祭も多く行われます。
地鎮祭とは、「これから家などを建てる」という時、
工事が無事に進み、
末長くその家や会社が繁栄することを祈願するお祭りです。




お祭りではまず、家を建てる場所に祭壇を組みます。
そして、お米やお酒、海の幸山の幸などをお供えします。
土地の守り神に、
その土地を使用することを許してもらうという意味が
込められているんですよ。

この時欠かせないのが「鎮物(しずめもの)」。
開けることはないのですが、
小さな道具(矛・盾・剣・鏡)や
人形(ひとがた)などが入っています。
これを家の基礎となる大切な場所に埋めて、
工事の無事安全を祈念します。




建築工事は、難なくされているように見えても、
危険が伴う大変な作業。
技術が進んだとはいえ、いつの時代も命がけです。


そこに住む人と、建物を作り上げる人、
みなさんが安全で幸せであるよう
お祈りしています。




at 17:02, はやたに, 神社のいろは

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天井に雲

 みなさま、こんにちは!
連休初日、いかがお過ごしですか?
昨日は満月でしたね。
海に映る月の光がとても美しかったです。
神社周辺では涼しい風も吹いて、
とてもしのぎやすい夜でしたよ。


しかし、今日は暑いですね。
座っているだけで汗が出てきます。
空を見上げると、筆で描いたような雲!




さて、雲と言えば、
禰宜さんが書いている「雲」の文字。
時々お参りにいらした方に
書いて下さいと頼まれます。

何のためか、ご存知でしょうか?




神棚の上の天井に貼るためのものなのです。

神棚は、神様が鎮まられる場所です。
ですから、家の中の神聖な場所に
東、もしくは南に向けてお祀りします。
私たちの頭よりも高くて、
上には何もない場所が良いとされています。

しかし、現代の住宅事情では、
マンションなどで難しいことが多いですよね。
そこで、登場するのがこの「雲」なのです。
「この上には何もありませんよ!」という意味になります。



最近、神棚を受けられるご家庭が増えています。
心豊かな生活を送る、
一つの大切な場所になっているのでしょう。
お祀りの仕方など、疑問に思う事がありましたら、
いつでも神職にお尋ねくださいね。

みなさまが、気持ちの良い日々を送られますように
お祈りしております!

at 14:58, はやたに, 神社のいろは

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夏祭り 秋祭り

 みなさま、こんにちは!
この時間も、まだ30度以上の気温が続いていますね。
手水がひんやりと、いつも以上に有難く感じます。
気が付いたら、こまめに水分を取ってくださいね!




きょうは風のない時間が続いていましたが、
先ほどから、ようやく風が吹き始めましたよ。
この時間は、海からの風です。

楼門の横からは瀬戸内海を望むことができます。
いつも穏やかで、鏡のような海です。
よーく見ると、ヨットの姿も!




夏といえば、お祭り!と思う人も多いのではないでしょうか。
京都は今、祇園祭で賑わっていますね!
神社によって、夏祭りが中心のところと
秋祭りが中心のところに分かれます。

夏祭りは、梅雨から梅雨明けの時期にかけて起きやすい
都市の疫病をはらうためのお祭りが多く、
秋祭りは、作物の豊穣を祈るお祭りです。



神社のご祭神や、その土地の気候風土によって決まるのでしょう。
速谷神社は、秋祭り派です。
暑い夏を乗り切った3ヶ月後、五穀豊穣に感謝して
地域のみなさんと一緒にお祭りを迎えます。
今年は、新しい神楽殿で神楽を奉納することができ、
その準備もすでに始まっています!
楽しみになさってくださいね(^^)


さて!
明日から3連休、暑さ対策をしっかりとなさって、
健やかにお過ごしくださいね!




at 17:19, はやたに, 神社のいろは

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大麻(おおぬさ)

 みなさまこんにちは!
お昼前のひととき、いかがお過ごしでしょうか?
今日は洗濯物が良く乾きそうな空ですね。
スズメやキビタキが元気に鳴いていますよ!





もうすぐお昼御飯。
集中力も切れてきそうな時間ですが…
そんな中、一心不乱に作業をしているのは、権禰宜の瀬戸さんです。
たくさんの障子紙を細かく切っています。



瀬戸さんが作っているのは、「大麻(おおぬさ)」です。
御祈祷の時、「左右左」と振って、
神職がみなさんの罪・穢れをお祓いする道具です。
祓うというよりも、この大麻に罪や穢れをつけて取るというイメージでしょうか。




大麻は、それぞれの神社で作り方が異なります。
速谷神社でも、年配の神職から若い神職へと作り方を伝えてきました。

一つの大麻をつくるのには、これだけの障子紙が使われます。
障子紙ですから雨にとても弱く、この季節は特に慎重に取り扱います。



神道では、「罪や穢れは放っておくと溜まってしまう」と考えられています。
速谷神社の神門には大麻が置かれていますので
神社にいらしたときには、お祓いをしてから神様にお参り下さいね。


それでは、午後も暑さに負けず頑張って下さいね!




at 11:21, はやたに, 神社のいろは

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お焚きあげ

みなさま、こんにちは!
今日も日差しが強い一日となりそうですね。
神社の狛犬も、ちょっと暑そう。




さて、今日はよく質問される「古いお守り・お札」についてお話します。
神社で授与されたり、人からいただいたお守り。
一体いつまで持っていればいいのだろうと思ったことはありませんか?

お守りやお札は、神前でお祓いと祈願がなされたもので、
古くなるとその力が弱まっていくと考えられています。
初詣のときに授与されたものは、次の年の初詣の時。
安産祈願の時は、赤ちゃんが誕生してお宮参りに来られた時。
このように、節目節目で新しいお守りにかえていきます。



速谷神社には、神門を入って左側に
このような古いお守りやお札を納める場所があります。
ここに納められたものは、定期的に忌火(いみび)で焼納されます。
これを、お焚きあげと言います。
旅行先など、速谷神社以外の神社でいただいたお守りも
一緒に納めてかまいません。




もうひとつ。
「お守りはたくさん持っていて喧嘩しないのですか?」と聞かれます。
古代の人々は、危険や災害から身を守るために
願いを込めた石や珠などをたくさん身につけていました。
これが、お守りやお札のはじまりです。
ですから、神様が一緒になって守って下さるので心配ないそうです。


それでは、午後も暑さに気をつけて、水分をこまめに摂って
健やかにお過ごしくださいね!

at 12:12, はやたに, 神社のいろは

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