思いを灯す灯篭
みなさま、こんにちは!
7月最後の週末、いかがお過ごしですか?
今日は、お昼頃強い雨が降りました。
そのためか、とても蒸し暑いです。
そんな中、社務所にとても大きなトンボがやってきましたよ!
「鬼やんま」です。
トンボというと、夏の終わりや秋の初めを思わせますが、
今頃から飛んでいるのですね。
日本の本州を古くは「秋津島」と呼んだそうです。
秋津というのはトンボを意味します。
とても身近な生きものなのですね。
さて、今日は神社やお寺にある「灯篭」についてです。
灯篭は、奈良時代の初めに百済から伝来しました。
灯火によって、神様により強く守ってもらおうという意味が込められています。
願かけや、お礼参りで奉納されることが多くあります。
速谷神社にも、いたる場所に灯篭が奉納されています。
その数、50余り。
江戸時代から昭和末期にかけて神社に納められました。
灯篭には、奉納した人の名前や日付が記されています。
先日、参道を掃除していると、
「おじいちゃんの名前だ」と驚いている若い人に出会いました。
家族の健康、繁栄を願い奉納されたのでしょう。
子や孫、ひ孫の代まで見守っている灯篭。
その数だけ思いが込められているのですね。
冷たい石造りの灯篭ですが、
なんだか温かい気持ちになりました。
明日は7月最後の日です!
熱中症などに気をつけて、健やかにお過ごしくださいね。
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